技術者像
2024年度
豊かな人間性と国際的視野および自然と共生する心を持ち,機械工学の基盤となる力学,制御,システム工学,材料工学,生産加工,エネルギー変換学等の諸学問についての基礎的知識を未来のものづくりに展開し,持続的発展可能型社会に貢献できる実践的・創造的・指導的能力を備えた技術者を育成する。
本課程の各コースでは,特に以下の人材育成に重きを置く。
- 機械・システムデザインコースは,材料力学,機械力学,機械設計,生産加工法などの機械工学の基礎を学ぶとともに,それらを新材料の設計,システムの動的設計,成形加工法,CAE,マイクロ・ナノ構造創成技術,MEMS,細胞治療などの先端分野へ応用し,機械工学全般と,機械やシステムの総合的なエンジニアリングデザインに関する分野で能力の高い人材を養成します。
- 材料・生産加工コースは,新素材(金属,セラミックス,高分子),材料設計,組織制御,材料評価,加工プロセスの基礎を学ぶとともに,マルチスケールな材料組織の制御とその評価,およびそれらの実現のために必要な先端的な加工プロセスの開発などを探求します。これにより,機械工学を基盤とするものづくりのための材料と生産加工の分野で能力の高い人材を養成します。
- システム制御・ロボットコースは,制御工学,計測工学,ロボット工学,メカトロニクス,システム最適化などの基礎と応用を学び,機械工学全般と,ロボット・メカトロニクス,システム制御・計測分野で能力の高い人材を養成します。
- 環境・エネルギーコースは,熱・流体工学,燃焼工学,エネルギー変換工学などの基礎と応用を学び,機械工学全般とエネルギーや環境分野で能力の高い人材を養成します。