教育改善の事例と効果

:効果的,:効果的だが問題点も有,×:逆効果
(空欄は解答無し)

更新:H27.6.3

H26年度分

事  例 効 果 コメント
材料科学:昨年度の授業(材料選択法)アンケートにおいて、難しいとのコメントが認められた事から、内容を精査しその重要性と関係の例を引きながら丁寧な講義を心がけた。 説明がわかりやすい、との多くのコメントが履修学生のアンケートに記載された。
理工学実験:製作する課題を3D作品に限定した。 従来は2D作品を作る学生が多く作業が単純であったが、3次元空間配置を考えた設計を考えるため難易度が高くなったが設計の奥深さを体験できるようになった。
材料工学基礎:数学的取り扱いが非常に多い事から、ベクトルなどについて公式や計算方法等を丁寧に説明しながら講義を行った。 授業アンケートスコアはやや改善した。
系の設計教育WGでは、系内教育に利用できる教材を開発するため、高専連携教育研究プロジェクトにおいて「高専―技科大における実践的な機械設計教育プログラムの検討と作成」を立ち上げた。高専教員と協力し、高専の低学年から高専高学年,技科大の教育に使用できる機械設計教材(設計課題)の検討を行った。
図学および図学演習:資料を大学の情報メディアセンターのe-Learning教材に登録し、予習復習用に学生に使用させた。また、作図手順が見やすいように動画ファイルを新たに追加するなどアップデートを随時行った。
材料物理化学:講義資料を大学の情報メディアセンターのe-Learning教材に登録し、予習復習用に学生に使用させた。また、各学生の学習履歴を把握するため、授業開始時にコメントシートでこれまでの履修科目を報告させた。
機構学:理論説明のための応用例をより多く用意し,学生の理解と意欲向上に 努めた。
物理III(熱力学):毎回出す宿題内容を次回授業内容にする事によって予習を促すよう努めた。

 

H25年度分

 
事  例 効 果 コメント
昨年の結果を踏まえ,講義資料に例題を多く含めたり,学生の習熟度に応じた 演習課題を設定する等の改善を行った。 総合評価が昨年度の 2.8 から 3.6 に向上した.
昨年度の反省から、講義テキストの変更と講義の簡素化を図った。 授業アンケート評価がやや改善したが、さらに講義内容の見直しを行う。
今年度、従来通りの内容で開講したが、学生の習熟度に合わせて受講する講義室を指定し、プログラミング初級者に細かい指導ができるような体制を敷いた。 平成26年度からはじまる情報処理教育での、大幅なカリキュラム変更を行う。
力学の基本事項との関連をより丁寧に説明した。 「教員の説明」の評価が向上したので,今後も継続したいと思います。
接合加工学,表面プロセス工学:講義期間の中ごろに,自作でシンプルな書式 のアンケートを独自に実施し,学生の要望を反映するようにしている。 慣例にしたがい講義最終日にアンケート調査を行ったある年度の自由記述欄に,「最後の時間に改善への要求を書いても,それが反映さ れるのは次年度であり,自分らには反映されない」との指摘があったことを受けての改善。
主に解析の演習に重点を置いて授業内容を構成していた。 解析結果を評価し,さらにより妥当な結果を得るための改善など、自分自身で考えることを促すように授業改善を行う必要があると考える。なお,この科目の平成 26 年度から,次世代シミュレーション技術者教育プログラム科目である,計算機援用工学へ移行する ことになっている。

 

H24年度分

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受講生が数名と少なく,単位不足の学生が受講する場合が多いため,学生に時折質問をしながら授業を進めた。 そのせいで,授業の総合評価が低くはないのであろう.今年度で最後となる講義であるため,改善については検討しない。
試験のみで成績を評価することになっているため,課題を一切出さなかった。 自由記述欄には「宿題を出してほしい」という要望が複数記されている。 宿題を出されないと勉強しないということのようなので,来年は宿題を出してみよう。
前年度に比較して,説明内容を減らし,より丁寧な解説を心掛けた。 前期2にあたる7週を担当した。評価結果から、講義内容は概ね学生に受け入れられていると判断した。 教員の説明,総合評価の点数が向上したので, 今後も継続したいと考えます。
今年度から3年次が新系に移行し、講義形態が大きく変更になった。 × 授業形態変更の対応がまずく、授業評価が大幅に下落した。 その原因は、従来の15週分の講義を7週に詰めたため、講義の進行が早く且つ雑になった。
新しいテキストを用いた。 × テキストの選定を誤ったと思われるので,来年度は、テキストを変更すると共に、講義内容の取捨選択を行う。

 

H23年度分

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学内の新しいe-Learningシステムに講義資料と共に演習課題をアップロードし,自習できる環境を整えた。 利用状況をチェックしたところ、テスト前に半数近くの学生の利用が確認できた。
授業日程終了間際に実施していた発表会を授業日程の中間日に設定し、発表での質疑の内容を最終提出物に反映できるようにした。 発表日がやや早すぎたため、最終提出物の準備が進んでおらず、発表 内容に生かせていなかった。日程をもう後ろへ少しずらす必要がある。
今年度からライントレースなどの自由課題を増やした。(理工学実験)
今年度ミニッツカードを導入。出席確認にも利用。(物理学基礎)
主にビデオ(ロボット,センサ,アクチュエータなど)で実例を示しながら,用語などを説明。その後,アームロボットを対象に数式などで理論をフォローし興味と知識の両立を図った。(ロボット工学)
ミニッツカードの適用で学生の自己確認を促す.ただし記入内容は授業項目の記載のみで,詳細の記載は少ない.思考に費やす労が低下している懸念があり,その点を重視するよう心掛けている.(最適化システムⅡ)
従来の方法(板書のみ)とは異なる方法(定義をPPT,電子ペンで演習回答)を用いた.PPTとその場での記述はWebへアップロードし,学生に公開した.また,最後の授業後に質問を受け付け,すべての質問に回答し,Webへアップロードもした.(線形代数)
資料を増やして,組立図まで含めた。(機械製図I)
純粋な数学の説明だけでは不十分で工学的な興味をひく必要性を感じたため,物理や工学の問題が例題となっている教科書を利用した。講義で学んでいることが 実際にどのようなことに関わっているかを示した。(微分方程式)
計算力の不足している学生が見られたため,説明の後の課題演習時間を従来より長くし,適宜ヒントを与え,解を得るまで行った。(微分方程式)
式導出のプロセスがわかるように,あえて,板書による説明を行った。(構造・材料強度学)
テキストにある事項を説明示すために,実際に研究活動で得た結果の組織写真を示して説明した。理解の手助けになったと思われる。(材料工学概論)
説明で時間の都合上,割愛せざるおえない計算過程をあとで追えるようにプリント資料を配布した。(生産システム計算解析)
これから始まる卒業研究に対するモチベーションを向上させるため,研究室配属のB4学生に直後に,年度末に行った修士研究の中間報告を聞くように指導した。(卒業研究)

 

平成22年度まで

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発表会において各学生に1度は質問するように義務付けるとともに、発表の採点を行わせた。学生の発表会への参加意識が高まり、活発な質疑応答が行えた。質問に答えれなかった項目については該当学生が調査し、次の講義で回答することにより、学生全員の理解を促した。(設計製図Ⅱ)  
講義のパワーポイントを情報メディアセンターのWebCTに掲載し、作図過程を各自が確認できるようにした。また、演習課題も掲載し、各自で印刷することにより復習できるようにした。(図学)  
授業で取り扱う機械部品(ナット,ボルト,送りねじ,ピンなど)を回覧し,学生の理解を深めた.  
微分方程式の科目であるが,指数の計算,部分分数分解,部分積分など基本的な内容の理解が乏しい学生に対してそれらを補講した.  
製図する機械部品(Vブロック,ねじ)を知らなかったために,実物を持参して学生に回覧した.また,図の理解を増やすために図と同じようなねじのカットモデルを作成し学生に回覧した.  
微分方程式の工学的な例題を取り入れたところ、好評であったために継続している。  
より実社会との対応をとるため、各テーマに関して全て破壊
事例の紹介とその原因を紹介するPPTを作成して各テーマの冒頭5分で解説した。:材料保証学(B3)
 
高校レベルの基礎的事項に関する不足が見られたので、部分分
数への展開:複素関数(B3)
 
授業のはじめに、前回の演習問題の詳細な解説を行った。加えて、授業中の例題を増やし、学生の理解を深めることを工夫した。  
授業アンケートに応じて、演習問題の詳しい回答をホームページに公開した。  
計算機の演習を3時間取り入れた. 理論がシミュレーションでよく分かった
学期の中間で学生からの要望を出してもらい、それらをまとめて改善対策といっしょに学生に示した。  
インターネットのホームページに学生からの質問とその答えを載せ学生がいつでも見られるようにした。  
ビデオの教材を使って動きを実感できようにした。  
解答を付けた問題の例題集を配付して演習問題の解答をしやすいようにした。  
PowerPointのアニメーション機能を用いることにより、作図過程を具体的にわかりやすく説明した。 わかりやすい資料の作成にかなりの時間を要した。アニメーション化でわかりやすい説明に出来たはずであるが、それでも一部の学生は理解できていない。説明にもっと時間をかける必要があった。
初級者向けに,配付したプログラムの1行,1行の意味を説明するようにした 講議の後に初級者だけを残して行っているが,全体の1/3ぐらいの学生が出席し,説明を聞いてくれている.
OHPで宿題や中間試験の解答等を説明していたが,学生から説明が速すぎると苦情がでたので,板書することにして説明をゆっくりにした.  
中間試験の結果を見て,補講を行った. 補講に出席すべき点数の悪い学生の出席率が悪く,出席しなくてもよい点数の良かった学生の出席率が良かった.
実際の加工製品を授業中に回覧し,製品,プロセスの理解を深めた(2000年より) 学生から加工製品を見ることができ,非常に好評である.
実際に生産加工を体験するために,生産加工の工場を見学した(1999年,2000年) 受け入れ企業および見学時間の確保,移動手段のの都合上,2年間しか行うことはできなかった.
深絞り,引抜き,押し出しの3加工実験から深絞りと引抜きの2加工実験に変更し,より基礎的な事柄に重点を置いた内容に見直した.これに伴い実験テキストの改訂を行った(1998)  
生産加工に関するより基礎的な事柄が理解できるような内容に見直しを行った.これに伴い実験テキストの改訂を行った.(1998) 生産加工の基礎に関する理解度が高まった.
圧縮試験による変形抵抗の測定をパソコン援用による方法に改めた.(平成12年度MUPS事業に係わる教育・教材・研究プロジェクト事業として補助を受けた)(2000) 試験後,直ぐに結果が見られるようになり,実験内容の理解度が高まった.また,パソコン利用の多用性と有用性を直に体験できる.
実験のみの内容から,コンピュータも活用する内容に改め,実験とシミュレーションの比較,インターネットによる情報収集,ホームページ作成などができるようにした(1998) パソコン利用の有用性を直に体験できる.
教材としてプログラマブル・ロボットを導入した.制御プログラムの作成,インターネットによる情報収集,ホームページ作成などの実験実習を通してコンピュータ活用の有用性を直に体験できるような内容に改善した(2000) 学生自身の目標設定によって,これまで以上に自発的な取組みが見られるようになった.
答案は解答例を添付して学生に返却(希望者.1995年頃から)  
講義の感想の中で、数名の学生より、「先生は授業中に時々ため息をつ く。我々も朝一の授業にがんばってでてきているのに、嫌々講義をされているよう で、気合いがそがれる。」といったコメントがあった。以後、その点は十分注意し て、講義の意欲を十分伝わるよう、努力している。  
板書していると時間がかかりすぎて、多くのことを伝えられない。 そこで、講義で伝えるべきことをメモ書きにし、配布した。  
授業のHPを作成し,過去製作された優秀なロボットの動きをムービーでHPに掲載した. ロボットの動きはムービーとして伝えるのが一番.紙媒体での配布は不可能.興味ある学生が何度でも繰り返し観察,研究できるようHPに載せた.
授業中でできるだけ身の回りの計測システムの実例を挙げて、学生の興味を持たせることを工夫した 論理回路や数式などがイメージしにくい。実例を通じて、それらがわかりやすくなる。
数値シミュレーションの活用法と実物との対比をイメージさせるために,数値シミュレーションを行う前に自動車開発でのシミュレーション利用例などの産業応用例を示した. レポートの考察が具体的な対象をイメージして書かれるようになった.
初めての講義であったので、中間テスト時にアンケートを採り改善点を学生と話し合った。演習が足りないとのことであったので、レポートを課し添削して返すようにした。積分などの基礎的部分が補強されたと感じた 来年からは、戦略的にレポートと中間試験を配置する必要がある
実際の工業製品を例として,加工プロセスを説明した.  
授業の中で,当該技術分野の最新の研究,技術動向をパワーポイントを使って適宜紹介している。  
パワーポイントを用い,アルゴリズムを視覚的に理解できるようにした  
授業調査票に「見たこともない機械要素に関する授業は分かりにくい」との指摘があったので,授業時間中に,D棟1Fの展示物および実習工場設備などを見せながら説明した バーチャル時代,もの離れの時代であることを考慮する必要があったと反省している.一方,自主的に図書館などで予習復習することが少なくなっていることが残念である.
実験用プログラムの機種依存の不良を改善し,同時にGUIを平易なものとし,演習課題と配点も明示するようにした. 演習用のプログラム実行に混乱する学生が減った.演習レポートにおいても,課題に対する回答漏れが減った.
演習課題をもとに,各自の創意工夫でCGを作成するテーマを設けた 半数以上の学生が独創的なCG作成に積極的に取り組んでいる
各回のはじめにパワーポイントを用いた事例紹介を行い,その回で講義する内容、その実社会とのつながりが視覚的に理解できるようにした  
各回のはじめにパワーポイントを用いた事例紹介を行い,その回で講義する内容、その実社会とのつながりが視覚的に理解できるようにした  
教科書を変更し、従来第一角法に基づき教授していた内容を、第三角法に基づき教授するように改めた。 従来の教科書に比べて、平易な表現で教授内容も厳選されているため学生が理解しやすいものになった。また、第三角法で表現する機械製図などの授業への連携も良くなった。
授業での発表に使用する機器を従来のOHPから書画カメラと液晶プロジェクターに変更した。また、従来講義棟で行っていた発表をCAD室で行うように変更した。 従来のOHPではその作製や取り扱いに慣れていないため、見やすい資料の作製に苦慮していた。書画カメラを用いることにより、パソコンで見やすく効果的な資料を作成できるようになった。また、CAD室で発表を行うことにより、全ての学生がスクリーンの近い位置で発表に集中できるようになった。以上の結果、発表における学生間の質疑応答も活発となった。
実物の機械やその駆動状況などを企業などでビデオにとってきて,見せ,学生にイメージがつかみ易いようにした. 編集が未熟なため,短時間で紹介できず,ロスタイムが発生した.今後は編集などを工夫したい.
講議だけであったものを,テキストを作成し,配付するようにした. 学生がノートを作成しなくなった.
プログラミングに関する座学も計算機演習室で行い,関連するプログラム演習をその場で行うようにした プログラムの理解には非常に有効であったが,教官から学生の手元が見えなくなり,学生全体の掌握が困難になった
PowerPointを用いた授業を試行した.図表を含めた授業ノートは予め配布した 板書に比べて功罪相半ば.スクリーンの関係で文字が小さめになることが大きな問題(学生から指摘があり,できる限り改善)
なるべくOHPを使った説明とし、OHPの簡単なメモ書きも配布した。 多くのことを伝えられるが、学生にとっては消化不良気味である。
分析機器は日々進化しているため、最近の分析機器と実験で用いている従来の機器との比較を調べてレポートにまとまるように促した。 分析機器の原理について理解を深めた学生もいたが、それぞれの機器の原理を混同している学生もいた。
配布する資料中の重要語句を伏字にし,授業中に注意を促すようにした 授業アンケートで肯定的,否定的,両方の意見が出た.
基礎理論の確認実験時間に加え,特定の回答を用意せずに,アルゴリズム立案と効果検証する課題を設けた 学生の積極性が高いと個人の発想で非常によい結果と効果が得られる.反面,興味がないとほとんど実験結果が得られない(グループ学習により弊害は解消している).
1つの課題に対して解法を複数提案し,個人の技能に応じて課題の難易度を選択できるようにしている 能力差に関わらず積極的に取り組む学生が増えた.反面,課題が複雑化するような印象を与え,一部混乱する学生もいた.
授業中にやるミニテストの回数を増やして欲しいとの要望があり、増やした。    
板書しながら説明するのをやめて欲しいとの要望があり、これに応え、口頭での説明と板書とを分けるべく、心掛けるようにした。    
最先端の技術事例や研究内容の紹介をして欲しいとの要望があり、これに応えるべく当該箇所の内容を適宜更新している。    
授業内容に関連の深い装置の稼動状況などを含め、研究室見学への要望があり、その実施に向けて検討中である。ただしまだ実現できてはいない。    
クラス全体の平均的な理解状況に応じて、復習量の調整を行うようにしている。    
演習・レポートの解答例を配布し、平均的な理解度に応じて解説を行うようにしている。    
毎回の授業での各自の理解内容及び感想を書く用紙(A minute card)を配布し、理解度の把握と次週の授業の進め方の参考にしている。    
講義資料の表紙に居室番号と研究室HPのURLを記載し、質問の受け付けの便宜をはかり、授業内容と研究との関わりが多少ともわかるようにしている    
汎用的概念(抽象性)を学ぶ学習内容であるにも拘らず、学生側に一般的に抽象性を忌避する傾向が強いため、専門分野での具体的応用例にしばしば言及しながら授業を進めている。    



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